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有機・自然栽培ほ場の機械除草

7月7日と10日、乗用除草機による除草作業を行いました。自然栽培ササニシキの1区画は外周を除き、草(ホタルイ)が多く、ほぼ9割の面積を除草しましたが、別の区画は草が少ないので手取り除草だけにしました。
いずれも旧型アイガモロボとミズニゴール使用ですが抑草効果に大きな差が出ました。
自然農法ササニシキの圃場(ミズニゴールのみ使用)は中間に草が密集して出ましたので6割の面積を除草しました。
残りの有機栽培コシヒカリの圃場(新型アイガモロボとミズニゴール使用)は所々に草(オモダカ)が目立ちますが、除草機が途中でスタックしてしまい中断しました。草が少ないところが多いので、中干し後に手取りします。
新型アイガモロボ・ミズニゴールはヒエ・コナギには抑草効果が高いですが、頻繁に稼働させると稲が痛みます。
特に新型アイガモロボを連日稼働させていた有機栽培ほ場は1割以上の稲が無くなってしまいました。

有機・自然栽培ほ場の機械除草

溝切作業

水・中干し前の溝切を6月23日から7月10日まで実施しました。28日までに終了した圃場は晴天高温が続いたので8~9日間で中干しを完了しました。
有機・自然栽培は除草機を入れた直後、早目に溝切を行いました。

溝切作業

溝切作業

ウスバキトンボ

当農場では全ての圃場で殺虫剤不使用ですが、一関地方のJAでは3年前から田植え時に使用する苗箱施用剤の殺虫剤をネオニコチノイド系から他の薬剤に変更しました。その結果ウスバキトンボが徐々に増えて来ました。
ウスバキトンボは肉食性で、昆虫を捕食してくれます。クモも増えますので、害虫(カメムシ)被害低減が期待できます。
当農場の代表が組合長を務める農家組合ではカメムシ防除をやめました。全体での廃止は難しいと思いますが、カメムシ防除もネオニコチノイド系から他の薬剤に変更するよう、JAに昨年から要望しています。

ウスバキトンボ

市議会議員視察

7月3日一関市議会産業建設常任委員会の現地視察がありました。当農場のライスセンターで乗用除草機及び乾燥調製設備等を視察の後、有機・自然栽培ほ場に移動して新型アイガモロボとミズニゴールの稼働状況を確認していただきました。
新規に有機栽培に取り組む農業者を対象に、除草機を貸し出す制度導入を要望しました。

市議会議員視察

岩手県有機農業ステップアップ研修会

6月16日岩手県農業研究センターにて有機農業ステップアップ研修会が開催され、農事組合法人みずほ代表理事の菅原さんと当社代表が事例発表を行いました。
その後、農研センター試験圃場とみずほの現地圃場でアイガモロボとミズニゴールの実演見学会も行われました。

岩手県有機農業ステップアップ研修会

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